棚田米の会のご紹介
棚田米の会は生産者と消費者の架橋をはかり、棚田を後世に遣すことによって、日本の文化と国土を守り、命を大切にする社会へと転換することを目的とします。
棚田の有用性
棚田は稲作文化に欠かせないものであると同時に、環境保全の面においても平野部への雨水の流出を緩やかにするなどの効果も持ち合わせ、山の多い日本には欠かせない古来より伝えられてきた伝統です。このように棚田は里山とともに古来より大変重要な役割を果たしてきました。
里山について
里山は、人間が伐採の後に行う間伐や下狩り、落ち葉かきなどにより維持・管理されてきた林ではあるのですが、実に多種多様な生物が生息し、見事な生態系を形成し、豊かな恵みを多くの生き物に提供しています。
生態系/崩壊の始まり
1960年代から1970年代にかけて人間が利用する燃料に変化がおきました。マキや炭に変わって石油やプロパンガス、堆肥や木炭に変わって科学燃料が使われるようになったのです。燃料を得るために行っていた下狩り、落ち葉かきなどの必要が減った上、更に開発などによってそのサイクルは崩れ始め、それに伴いその豊かな生態系が危機に陥いっています。
棚田米の会
全国棚田(千枚田)連絡協議会事務局
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