精米工場において夏場の虫対策は古くて新しい問題です。中でも有機農産物の小分け加工施設においては、虫対策として殺虫剤を使用した場合、最低120時間(丸5日間)を経過しなければ加工処理が出来ません。
そこで、今から10数年前に福岡市の大陽製粉さんより熱による殺虫という方法を紹介いただきました。それ以来弊社は毎年この熱処理と名づけた虫対策を各工場で実施しております。
この方法は、熱風を出す装置を工場に何台か設置し、工場内温度を50度~60度に保ち、48時間以上経過させることにより殺虫するものです。機械の下部や隅にいる虫もすべて殺虫されたことがわかります。年々効果が出ていることを現場では実感しています。